■業務内容
自衛隊とは「平和を、仕事にする。」組織です。「国の平和と独立を守る」という重要な使命のもと、わが国に対する侵略行為には即座に対応し、自然災害発生時には人命救助に尽力する。さらには自衛隊の力を必要とする諸外国に赴き、国際社会の平和にも貢献しています。私達「地方協力本部」は通称「チホン」と呼ばれ、部外との連絡および協力に関することや、広報、そして自衛官の募集等の業務を実施しています。
■社風
人を大切にし、人を育てる組織です。組織の基本は「人」という考えの下、充実した教育システムと全人格的な教育により、隊員一人ひとりをしっかりと育てます。
■研修制度
当初は、自衛官としての基礎を身につけるため約3カ月間の新人教育を実施します。その後は、それぞれの職種に分かれて細部の専門的な教育を行います。自衛隊には、それぞれの特技や資格取得のために約30もの学校があります。教育については、プロが基礎からしっかり教育するので過去の経歴や学生時代の専攻には関係なく、それぞれのスペシャリストになることができます。自衛隊の場合、自己負担で資格を取る必要はなく、職業として自衛隊内で教育を受け、資格や技術を身につけることが可能です。
ーふじポンー
青森県内に配属されている自衛官の方はどのくらいの人数ですか。
ー山中所長ー
青森県は、陸･海･空の主要な部隊がすべて所在する全国的に見ても非常に珍しい県で、配属されている自衛官の人数は約1万人以上います。
ーふじポンー
自衛官として2〜3年勤務した後は、本人の希望により自衛官を続けるか、民間に再就職するかのコースを選べることは魅力ですね。
ー佐藤さんー
引き続き自衛官として勤務したい場合は、継続して任用され、努力次第で昇任し定年まで勤めることもできます。また、民間に転身したい場合は、再就職のための資格取得や職業訓練、合同企業説明会の実施など、本人の希望する新しい仕事への道を自衛隊が全面的にバックアップします。今年度実施した合同企業説明会には約80もの企業が参加しました。
ーふじポンー
自衛隊には100種類以上の職種･職域があるとお聞きし、非常に驚きました。
ー山中所長ー
自衛隊の職業としての一番の強みは、多様な働き方、多くの職種･職域があることです。100種類以上の職種･職域のなかから、自分に合ったものを見つけることができます。たとえば、”料理の学校“では、本格的な懐石からフレンチなどの調理、栄養学などを教えます。ほかにも車両整備士、船舶操縦士、情報技術者、救命救急士、建築士、通信士など多種多彩な仕事があります。
ーふじポンー
自衛官としての仕事のやりがいなどをお聞かせください。
ー山中所長ー
やりがいは、やはり人の役に立つ仕事であることです。特に、災害派遣や国際貢献などで、地域の方から感謝の言葉を頂いた時や、海外の子供達の笑顔を見ることをできた時などは、やりがいを実感します。また、自衛隊はチームで任務を完遂します。一人では困難なことも仲間と協力し合い団結し一丸となることで、達成できます。その時の達成感、充実感もやりがいの一つです。
ー中澤さんー
自衛隊は毎日同じことをしているようで、同じではありません。いろんなことをするので飽きが来ない。自分がやろうと思えば、何でもできる組織であることが、良いところだと思います。
ー長谷川さんー
自分が指導した隊員が、時を経て、また若い隊員を指導している姿を見る時など、自衛官としての誇りを感じます。
