■会社概要
総車両数は107台を誇り、普通車両はもちろんのこと、9名様でご利用いただけるジャンボタクシー、車椅子・ストレッチャーのままご利用いただける介護タクシー、VIPの送迎用黒塗りタクシー等、お客様の用途に合わせた車両を取りそろえています。ヘルパー2級取得ドライバーによる介護タクシーサービスをはじめ、子育て応援タクシー、タクシー運転代行、いわて銀河鉄道との業務提携による高齢者の通院支援サービス等、単に輸送を販売するだけではなく、お客様に高いホスピタリティーを提供するための商品開発にも力を入れています。
■社風
昭和27年創業で63年の歴史があり、経営理念は「GO OVER THE TAXI」です。直訳するとタクシーを乗り越えるという意味になりますが、よき伝統は引き継ぎ、悪しき慣習は改める。社歴にあぐらをかくのではなく、常にお客様のニーズに敏感に対応し、新しいことにチャレンジを続けていくという社風があります。
■新人研修
ドライバーの教育にも力を注ぎ、「輸送を提供する」という意識から「乗り心地を提供する」という意識醸成を目指し、日々研鑽を重ねています。新人研修では、まったくタクシードライバーの経験がない方にも、入社後10日間の研修があります。接客マナーはもちろんのこと、タクシー車内の機械操作、地理まで、丁寧に研修を行います。
ーふじポンー
自動運転について話題になることが多いですが、将来、タクシーが自動運転になると、運転手さんが必要なくなるといったこともあり得ますか。
ー佐々木社長ー
自動運転には危機感を持っています。80歳、90歳の方でも、自動運転の車で買い物や病院に行くことができ、タクシーの需要そのものがなくなります。しかし高齢者の方は、運転手と話すことで元気をもらう。そういうニーズはあると思います。まだ自動運転は事故が起きた場合の責任範囲がハッキリしないという問題もありますが、お客様とのコミュニケーション能力を磨くことが大事で、運転手を対象とした研修に力を入れています。研修は、気持ちよく仕事することに役立っていますし、社員同士や家族とのコミュニケーション向上にもつながっています。
ーふじポンー
タクシーの運転手さんは個々人という感じで、コミュニケーション能力が大切というのはちょっと意外な感じがします。
ー佐々木社長ー
タクシーのハンドルを握れば、ドライバーひとりですが、お客様には若い人もいれば、年配の方もいます。気持ちよい乗り心地を提供するためには、お客様の良き話し相手になることも大切な仕事です。お客様の年齢や性別に関係なく、うまく話ができるように常に研修をしています。
ーふじポンー
運転者さんには運転技能だけではなく、いろいろな能力が必要ということですね。
ー佐々木社長ー
まちの情報発信の役目も担っています。観光で訪れたお客様には、パンフレットに掲載されている飲食店よりも、隠れた名店を紹介する方が喜ばれます。観光ガイドブックの内容を覚えるだけではなく、常に情報収集を怠らないようにしていく必要があります。また子どもが熱を出してあわてているお母さんには、休日の当番医をご案内できるような対応が求められます。
ーふじポンー
勤務地や勤務時間は希望通りになりますか。
ー照井課長ー
希望する6営業所で働くことができますし、昼夜の勤務シフトについても、「昼だけ」「夜だけ」という希望を優先します。