■会社概要
機械打ちの「十割そば製麺技法」を世に出した会社として、日々機械の精度の向上、主要食材の「そば」のトレイサビリティー、関連商品の選別や評価、人工調味料を使わないそば汁の製造などを行っています。栽培から食卓まで、そば食の全般に関して、独自の実践経験とノウハウを蓄積し、直営店ではもちろん、多くの導入店にも「そば食」を安全においしく食べていただく知識と技法を紹介しています。
■社風
朝礼では、当社の理念「大地の恵みを…生命につなぐ」の唱和に始まり、各部門の取り組みとその結果が全社員に理解されるように、各部門の当月、週、日の目標と現状の簡単な報告などが行われます。社員が、会社の理念と現在の目標に対する取り組みについて、しっかり結ばれていることを自覚できるような気風を大切にしています。
■新人研修
自家製麺技法の基本、「そば」と「そば食」についての初歩的な知識の講習を行います。販売対象であるそばの栽培から食卓までの全工程と、製麺機関連知識のあらましを説明します。
ーふじポンー
こちらのおそばはツルツルで歯ごたえがあって、とてもおいしかったです。そばへのこだわりをお聞かせください。
ー石渡社長ー
日本でそばが食用になったのは、その昔、天皇が重篤な病になった際に、百済から招いた医師が薬用として用いたことがきっかけといわれています。そばには、成人病予防効果で注目されるルチンやビタミンが多く含まれています。しかも農薬や肥料を必要とせず、栽培に手間がかかりません。農薬を多用した食材の中にあって、ほとんど唯一の無農薬栽培で、常食にも適した健康食材として注目されています。世界的な食糧危機を救う可能性を秘めた食物です。
ーふじポンー
御社が開発された味玄十割そば製麺法について教えてください。
ー石渡社長ー
つなぎを入れない「そば粉十割」で、速やかな製麺を可能にする「味玄十割そば製麺機」が作る十割麺、それに一切の人工調味料を使わない「そば汁」。さらに安全で、健康かつおいしい「そば食」に仕上げる調理技法を加えたものこそ、平成期初頭に開発された「味玄十割そば製麺法」です。これらの技法を基に「大地の恵みを生命(いのち)につなぐ」という経営理念の実現を目指して、今後も独自に開発した、「そば食の科学と技術」を全国、さらに世界に発信していくことを目指しています。
ーふじポンー
これからの展開も楽しみですね。
ー石渡社長ー
すでに北海道から鹿児島まで行き渡っている機器と食材の利用者に、より充実したサービスの提供を目指し、年間数店をメドに、全国数カ所に拠点、直営店、または代理店網を広げることを検討しています。今年から来年にかけては、千葉県富津市のイオンモールへの出店や埼玉県所沢市の新イオンモール(旧ダイエー所沢店)リニューアル、栃木県の佐野新都市のイオンモール内フードコート店の立ち上げと続きます。そして来年度初頭には、群馬県太田市のイオンモール内の区分独立店などのほか、東京都内の主要路面店2店舗等を計画しています。