■組織概要
「生協」あるいは「コープ」の愛称で親しまれる生活協同組合では、店舗や共同購入(宅配事業)による生活物資の供給をはじめ、共済、介護・福祉事業など、組合員の暮らしの願いの実現に向け、地域に根ざした事業と運動に取り組んでいます。
■葬祭事業
同組合では、組合員からの「安心して頼める葬祭事業がほしい」という声に応え1993年に葬祭事業「セリオ」を開始。今では県内で年間1千件を超える葬儀を行うまでになりました。会館は盛岡エリアに5会館、宮古に2会館、釜石に1会館あり、全部で8会館あります。職員が、直接儀式のお手伝いをさせていただく生協は、同組合を含め全国で4つ。直営の手本としての役割も担っています。
■業務内容
納棺等の補佐、花の運搬や祭壇の設置、事務など入社後はさまざまな業務を覚え、最終的には葬儀全般に携わる担当者を目指す形です。補佐と葬儀担当は司会も行います。今回は盛岡エリアを中心に募集。組合員に対する気配りや心遣いを大切にでき、多少力仕事もできる人材を求めています。無資格でも活躍できますが、入社後経験を積み資格取得しているスタッフもおり、やる気があればスキルアップを望むことも可能です。
ーふじポンー
セリオさんって、どんな団体なんですか?
ー藤原部長ー
いわて生協組合員の願い「助け合い 支えあい ともにつくる暮らしの安心」をベースに葬祭事業を行う組織です。「セリオ」はスペイン語で「まごころをこめて」という意味で、事業を進める上でのコンセプトにもなっています。
ー髙橋さんー
セリオの積み立ては、葬儀に限らず成人式の貸衣装や、お祝い用の花束などにも利用できます。セリオは葬儀施行を中心に評価していただき、口コミや組合員さん方のお知らせ活動のおかげで広がってきました。
ーふじポンー
便利な制度だし、口コミで利用者が増えるなんてすごい!組合員さんに満足してもらったら嬉しいですよね、やっぱり。
ー日澤さんー
葬送のお手伝いは、ご家族やお寺によっても考え方が違いますし、失敗もできません。かつ、厳粛でなければなりません。式が全て終わった後、ご遺族がホッとした表情で「お陰様で無事終わりました。ありがとう。」と心から言ってくださったときは、報われた気持ちになり、やりがいを感じます。ご遺族にとって、縁者の方々にとって、一生記憶に残る儀式ですので、何より心が込められていることが大切なのだと思います。セリオでは、最初に打合せをさせていただいた担当者が、最初から最後までお世話をさせていただく形となっておりますので、組合員さまに信頼していただくことは大切です。
ー畑中さんー
私たちセリオは、生協事業の一環で、組合員さんのために活動する組織です。ですので、スタッフの教育はその姿勢を理解するところから始めます。いかに喪家の役に立つ仕事ができるかということが重要で、その考えができる職員を増やしていくことが組合員さんの満足につながると思っています。