■企業概要

同社の前身である学校法人関東学院事業部では、世界で初めて「プラスチック上メッキ」技術の実用化に成功しました。「産学協同」を礎に、メッキを中心とした表面処理技術の研究開発・実用化に尽力。今日では、自動車外装用製品をはじめさまざまな分野でその技術を展開させ、国内外で広く評価されています。

■社風

基本方針は「良い品」「良い人」「良い経営」。固定概念にとらわれず、常に改善意識を持ち新たなことにチャレンジする姿勢を大切にしています。
問題が発生したときは普段以上のチームワークを発揮し、一丸となり問題に取り組む強さも自慢です。従業員からの改善提案も幅広く取り入れ、働きやすい職場づくりに力を入れています。

■岩手工場について

シフトは朝番と夜番があり、グループごとに隔週で交代するシステムです。現在、20代から50代まで30名弱が働いており、そのうち女性従業員は派遣を含め約8名。他県から配属された社員もいますが、地元採用の正社員も活躍中です。
今後は県内学生の新規採用も検討しながら、岩手の従業員を増やし地域の雇用を促進していくこととしています。

ーふじポンー

トヨタをはじめ、一流メーカーの自動車に付けるロゴマークなどが岩手でつくられているなんて驚きです！

ー笹原課長ー

弊社は世界で初めて「プラスチック上メッキ」技術の実用化に成功した会社ですので、マークに限らずバンパーやバックドアーガーニッシュなど、自動車のメッキ製品については業界でけっこうなシェアを担っているんですよ。デザインから設計、型づくりまでを全て自社で行っておりまして、メッキ技術の応用製品として有毒性の六価クロムを用いない環境配慮型メッキや、高級感のある光沢で研磨や塗装を行わないサテンメッキ、黒味を帯びスポーティ感のある光沢が魅力のスモークメッキというものもつくっています。

ーふじポンー

岩手工場で全てつくるんですか？

ー笹原課長ー

工場ごとに工程を分担しておりまして、塗装と組立を担当する岩手工場では樹脂に塗料液を塗布して乾燥させる作業と、乾燥後の製品に必要な部品を組み付ける作業を行っています。塗料液の塗布には塗装ロボットを使いますので、特に危険で重労働な業務はありません。従業員は、塗料液をつくって機械に補充したり、仕上がったものに不備がないかチェックしたりする仕事をします。

ー小野寺主任ー

初心者の方も、専任の指導者がつきマンツーマンで教育をするため、心配ありません。私も最初はものづくりの知識がゼロだったのですが、簡単な組み立て作業から始め徐々に覚えていきました。皆さんも、焦らずじっくりと慣れていってほしいです。

ー諸井係長ー

初日はあいさつ等、基本的なコミュニケーションの指導をした後、安全教育を行います。製造現場では安全第一。ルールが徹底されることで、品質の維持にもつながります。

ーふじポンー

業務で心掛けていることを教えてください。

ー笹原課長ー

お客様目線で高品質な製品をつくるため、仕事をする上では人への気配りを忘れず従業員同士協力し合うことが大事です。私も周囲に助けられてここまできました。今後、生産拡大も見込まれている中で共に会社を支えていく方を求めています。