■企業概要

今年創業30周年を迎えた東横インは、総客室数5万室を越える、日本最大級のホテルチェーンに成長。「駅前旅館の鉄筋版」をコンセプトに、「好立地で、きれいで、明るくて、そのうえ値段も手ごろで、安心して利用できる」、そんな現在のビジネスホテル文化をつくり上げてきました。世界中に1045万室つくることを創業以来の夢にしています。

■社風

ホテル内にレストランなどの飲食スペースを設けていません、お客様にその地域にあるレストランなどをご利用いただくことによって、地域産業の活性化に貢献したいと考えているからです。ホテルスタッフに求められるのは、その地域に精通し、地元の方々とのコミュニケーションを密に取り、飲食店や観光情報、道案内など地元ならではの情報を適切にご案内できること。そのため、ホテルスタッフの採用にあたっては、地元の方を積極的に採用しています。

■新人研修

支配人候補採用の場合、3日間のスタートアップ研修(本社にて総合的に学ぶ基礎研修)を経て、本配属とは別のホテルでの店舗研修が5週間。フロントから朝食の準備、清掃、経理など、ホテルの仕事すべてを経験します。その後、実際にホテルに配属され、最初の半年間は支配人候補、続く6カ月は副支配人としてスキルアップに励みます。

ーふじポンー

東横インさんは県外出張の際によく利用させていただいていますが、岩手県内には何店舗ありますか？

ー千葉支配人ー

ここ一ノ関駅前と盛岡駅前、盛岡駅南口駅前、北上駅新幹線口の4店舗です。私はここと北上の支配人を務めさせていただいています。

ーふじポンー

女性が活躍されている職場という印象がありますが。ホテルでは支配人を「女将」(おかみ)と位置付けているとお聞きしましたが。

ー千葉支配人ー

「日本一女性が働きたい職場にすること」を会社のビジョンとして掲げています。女性の感性を重視したホテル運営をコンセプトに、お客様がほっとできる、きめ細やかな女性ならではのサービスの提供に努めています。支配人をはじめ、支配人の右腕となる支配人補佐、ホテルの顔であるフロントのほか、朝食スタッフ、清掃スタッフなど、幅広く女性が活躍しています。

ーふじポンー

女将さんにはどのような人間性が求められますか。

ー千葉支配人ー

温かい気配りが自然にできて､スタッフをまとめ上げられる人間味がある人ですね。それに創意工夫、臨機応変に対応ができることも大切です。先日、盲導犬を連れられた団体のお客様がお泊りになりました。ホテルとして初めての経験でしたが、色々工夫して、ご満足いただいてお帰りになったと思っています。

ーふじポンー

経営的な面ではいかがですか。

ー千葉支配人ー

他のホテルに勝つためには、負けず嫌いであることも大事ですし、挑戦する気持ちがなければ、発展していかないと思います。

ーふじポンー

藤野さんはフロント係としてやりがいを感じるのはどういう時ですか。

ー藤野さんー

「サービスが良かったよ」とか宿泊されたお客からおほめいただくと、やりがいを感じます。お客様からのメール(下部参照)を読ませていただいた時には、うれしくて泣いてしまいました。

ー千葉支配人ー

お客様からのアンケートのお答えやメール、お手紙に、スタッフが励ましを受けることも多いですね。

フロントのベテランっぽいスタッフの対応が良い。混雑時、テキパキと笑顔で丁寧に客に対しての気遣いがすごい。チェックインの客、並んでいる客がいるなか、私は車を出したくて、混んでいる所申し訳ないと思った瞬間、「お車ですか」と声をかけてくれた時、感動した。チェックインの客が支払いでお金を出そうとしている時の一瞬のタイミングだった。お陰で私は、遅れること無く用事を済ませることが出来た。