■企業概要
弊社は、重機土木(重機作業、ダンプ運搬等)を主に請け負っている建設会社です。
「自然と人間にやさしく」をテーマに、経営理念として「やさしく、バランスのとれた優れた品質の実現を目指しています」「従業員が快適に意欲をもって働き、工期を遵守する環境をつくります」「安全第一な環境づくりに真摯に取り組み、工事目的物を完成させます」を掲げています。現在、内陸部では国道106号トンネル、沿岸部では山田第1トンネルの掘削工事に伴うずり出しなどを展開中です。また、盛岡市にあるイオン前潟店、イオン盛岡南店の除雪作業は、両店のオープン以来、今日に至るまで弊社が行っています。
■社風
要望(私的休日等)や意見を気軽に会社に言える風通しの良い会社です。仕事中は、各現場単位で職長を決めて、日々の目標に向かってコミュニケーションを図りながら、作業を進めています。
■新人研修
重機オペレーターの研修では、経験豊富なオペレーターの下で、安全管理の進め方および始業前点検の作業内容等を学びます。本作業では、熟練オペレーターの作業方法を見ながら、実際に自分で作業に取り組みます。終業時には、先輩社員からこの日の作業に対する意見やアドバイスをもらい、今後の仕事に活かします。
ーふじポンー
重機土木とは聞き慣れない言葉ですが、具体的にはどういうお仕事で、どういうところにやりがいを感じますか。
ー小野寺土木部長ー
我が社の主な仕事である重機土工とは、大型重機を使って、山を崩したり、削ったりし、大きく土を動かします。新しく道路を造るなど土木工事の初期段階となる作業です。道路建設という地図に残る仕事ですし、そういう現場に携われることがやりがいです。
ーふじポンー
御社が強みとしているところをお聞かせください。
ー小野寺土木部長ー
一番の強みは、自社が所有している重機およびダンプの数です。重機は全部で40台あります。バックホウは、0.2㎥クラスから1.4㎥クラスまで台数は10台を数え、その他にもブルドーザー、振動ローラ、キャリアダンプなど、土木工事に必要な機械を取り揃えています。また10tダンプはグループ全体で22台所有しています。
ーふじポンー
平成28年9月の台風10号による岩泉町水害では、道路復旧作業に全社を挙げて取り組まれたとお聞きしましたが。
ー上中屋敷代表取締役ー
水害発生の翌日には現地入りし、ダンプに寝泊まりしながら24時間態勢で1カ月以上にわたり作業にあたりました。東日本大震災の時も、震災発生の翌日には、国道45号のガレキを片付けながら、宮古市の中心部を目指して道路復旧に全力で取り組みました。国道45号の復旧工事では、トラックに寝泊まりしながらの作業で、食べる物がなくて、本当に大変でした。そこで雫石町の本社からおにぎり数百個を運び、何とか急場をしのぐことができました。数ヶ月に及ぶ作業でしたが、最後に国土交通省の担当者から「本当に助かりました。ありがとう」と言われたときは、それまでの苦労が報われる想いでした。
ーふじポンー
最後に、これからの展望についてお聞かせください。
ー小野寺土木部長ー
現在、内陸と、復興関連の沿岸とに分かれて事業を展開しています。沿岸は、徐々に作業量が減少していくと思われますが、これまでの実績をもとに営業展開していきたいと考えています。また内陸では、官庁等の工事が受注できるように、社内の態勢を整えていきます。