■企業概要
1969年創業の株式会社イシイは、ブロイラー用ヒナ生産販売のパイオニアとして生まれ、「環境保全と動物福祉を考え、関係する人々と動物の生活をより良くする」という経営理念のもと、養鶏にかかわる業務を本業としています。矢巾町の東北孵卵場では、ブロイラー用ヒナの生産販売を行っています。お客様の注文に応じ、卵を孵卵機で温め、健康なヒヨコを農場へお届けしています。そのために、厳格な温度管理や機械管理、衛生的な環境づくりのための水洗消毒を実施。ヒヨコ屋さんとして、日々の食卓を彩るお手伝いをしています。
■社風
マニュアルを基本にしながらも、従業員それぞれの自主性を大切にする社風です。仕事のオンオフがはっきりしていることも特色となっています。特に午前中が忙しい職場ですが、集中力を発揮し、一気に仕事を片付けるスタッフの姿があります。休憩時間は、持ち寄ったお菓子や手づくりの総菜等を食べながら、世間話に花を咲かせるなど、和気あいあいとした雰囲気です。
■新人研修
先輩社員と一緒に作業を行いながら、仕事を覚えていきます。工場では作業マニュアルを活用しての研修とともに、孵卵業務や衛生管理に関する知識を得るための勉強会も行われます。
ーふじポンー
孵卵場内作業というのは、どういうお仕事ですか?
ー藤島部長ー
種卵を孵卵機に入れることから始まります。孵卵器で卵を温める期間は21日間ですが、途中有精卵を選別し、卵にワクチンを接種する作業があります。ふ化したヒヨコは選別し、健康なヒヨコをコンテナに箱詰めしてから岩手、宮城、青森各県の農場へお届けします。多くの工程で機械化が進んでいますが、ヒヨコの選別はマンパワーが頼りです。
ーふじポンー
選別って、簡単に見分けが付くものですか?
ー野中工場長代理ー
足腰がしっかりしているかどうかなどで見分けます。新人の場合、先輩社員の作業を横で見ながら、選別の仕方を覚えます。慣れるまでに1カ月ほどかかると思います。
ーふじポンー
作業場ではかなり機械化が進んでいるようですね。
ー野中工場長代理ー
工場内作業の機械化を進め、省労働力化を図っています。業界では働き手の高齢化が進み、人材の確保が課題になっています。そうした状況のもと、身体の負担を抑え、長く働いてもらえるように、労働環境の改善に努めているところです。
ーふじポンー
勤務時間は何時から何時までになりますか?
ー藤島部長ー
午前8時から午後5時、午前7時から午後4時が基本です。現在、15名ほどの社員が孵卵場内作業に従事していますが、その7割が女性です。採用の際には、工場内を見てもらい、消毒液やヒヨコの臭いが大丈夫かどうか確認してもらいます。
ーふじポンー
動物好きな方に向いている仕事のような気がしますが、どうですか?
ー野中工場長代理ー
仕事とはいえ、ときにはヒナに癒やされることもあります。ヒナにとって良い環境を整えてあげることが、会社にとっても良い業績につながるので、かわいらしいヒナのために日々頑張っています。一方で、ヒナは生き物ですから、管理を間違えると命を奪うことになるので、十分に気を付けなければなりません。
ーふじポンー
最後にこれからの展開についてお聞かせください。
ー野中工場長代理ー
機械化による省労力化を進めます。また、顧客の増産意欲に対応できるように、孵卵場の新設を計画中です。